こんにちは。セレシアです。
今日は注意喚起として黒魔術のお話をします。
黒魔術といえば真っ先に「悪魔召喚」を思い浮かべると思います。皆様もご存知の通り、悪魔召喚には大きなリスクが伴い、安易に行うのは非常に危険です。
今回は悪魔召喚のリスクと、安易な悪魔召喚が危険な理由を解説します。
※苦手な方はブラウザバックを推奨します。知る覚悟を決めた方のみ、この先読み進めてください。
悪魔召喚のリスク
まず「悪魔」とは人の心に潜むシャドウ(欲望やリビドーなどの影の部分)を擬人化したものです。
人間の心に潜む欲望は生きる原動力にもなれば、人を堕落させるものにもなります。悪魔にとっては一般人であろうが黒魔術師であろうが同じ「人間」でしかなく、悪魔は黒魔術師に対しても恐怖を与えたり誘惑してきたりします。
そのため、悪魔召喚を行う黒魔術師は、悪魔の攻撃から自分の心身を守るために魔法円を構築し、魔法円の外に神と大天使ミカエルの名前が書かれた魔法三角を設置して、その中に悪魔を封じ込めます。
魔法円は膨大な無意識から自我を守る「防波堤」の役割があります。そして、魔法三角の中に悪魔を封じ込めることは、無意識に潜む欲望を自分の中にいる神(真我)や理性に服従させるということなのです。
悪魔の召喚に成功すると、とてつもない恐怖を感じることがあるそうです。ただ、どんなに怖くても、儀式が終了するまでは決して魔法円から出てはいけません。
なぜなら、恐怖に負けて魔法円から出てしまうと広大な無意識の波に飲み込まれて、精神に異常をきたし、下手をすれば廃人状態になる恐れがあるからです。
悪魔召喚にはこのようなリスクが伴います。黒魔術の世界は甘くありません。むしろ白魔術の世界よりも厳しいと思ってください。
悪魔召喚は安易にできるものではない
黒魔術師は白魔術師・魔女と同様、世界の仕組みや法則、神や天使、精霊、悪魔などといった霊的存在についても勉強し、理解する必要があります。
白魔術師が天使召喚を行う際、願望に合わせて呼び出す天使を選びます。同様に、黒魔術師は自分の願望の程度を見極めた上で最適な悪魔を選び、注意書きが伴う危険な悪魔をむやみに召喚しません。
天使召喚などの白魔術でもそれなりの準備が必要ですが、黒魔術、特に悪魔召喚はリスクとベネフィットを考えて最適な存在を選び、万全な準備をして臨まないと命取りになりかねません。
悪魔召喚とは「悪魔」という自分の無意識の欲望を制御し、自分の「意志」の乗り物とする秘術です。悪魔召喚をする術者は強い意志と、自分の欲望に打ち勝つ強靱な精神力、並々ならぬ覚悟が必要です。
特に「世界の真実を教えるが嘘をつく」などの注意書きの伴う悪魔は召喚・制御の難易度が高くなります。召喚した後も強い意志と強靱な精神力、自分と向き合って努力する姿勢が必要です。でないと、自らの欲望に溺れて破滅への道を進んでしまいかねないからです。
悪魔召喚には大きなリスクが伴うため、本来であれば勉強・研鑽・修行を積んで高度なレベルに達しないと伝授されない秘術です。それだけ高度なレベルが要求される秘術なのですから、素人が安易にできるものではないのです!
まとめ
私利私欲を満たすためだけに、安易に悪魔召喚を行うのは非常に危険です。
黒魔術師は強い意志と、悪魔に打ち勝つ強靱な精神力、覚悟が必要ですし、訓練されたベテランの黒魔術師ですらも万全な準備を整えてからでないと悪魔召喚ができません。
そもそも悪魔召喚術は、本来なら高度なレベルに達した術師でないと伝授されない秘術です。
「悪魔」という自分の中のシャドウ(影の部分)と向き合い、それを自分で制御できない、その覚悟がないなら悪魔召喚を行うことは厳に慎むべきです。悪魔に依存することは自分の欲望に溺れることと同じなのです。
これを知ってもなお、私利私欲を満たすためだけに黒魔術や悪魔召喚をしたいですか?そこまでして叶えたい願いなのでしょうか?
安易に黒魔術・悪魔召喚をしようと考えているなら考え直した方がいいですよ・・・
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