悪魔祓いから見る黒魔術の世界【閲覧注意】

こんにちは。セレシアです。

今回は注意喚起として黒魔術のお話をします。

魔術は自分と周りを幸福へと導く「白魔術」と、私利私欲を満たす「黒魔術」の大きく二つに分かれています。黒魔術といえば、真っ先に「悪魔召喚」をイメージするでしょう。実際、黒魔術は悪魔抜きでは語ることができません。

今回は「悪魔祓い」という視点から、黒魔術の世界をほんのちょっとだけ覗いてみましょう。

※この記事はこちらの記事と関連しています。こちらを先に読んでいただければ、内容をより深く理解できるでしょう。

安易な悪魔召喚が危険な理由【閲覧注意】
こんにちは。セレシアです。今日は注意喚起として黒魔術のお話をします。黒魔術といえば真っ先に「悪魔召喚」を思い浮かべると思います。皆様もご存知の通り、悪魔召喚には大きなリスクが伴い、安易に行うのは非常に危険です。今回は悪魔召喚のリスクと、安易...

※苦手な方はブラウザバックを推奨します。知る覚悟を決めた方のみ、この先読み進めてください。

悪魔祓いとは

「悪魔祓い」とは文字通り、悪魔を追い出す儀式です。そして、悪魔祓いを行う人(聖職者)は「エクソシスト」と呼ばれています。

アメリカのホラー映画「エクソシスト」でエクソシストの存在を知る人が増え、心霊番組でも取り上げられたりしました。(ちなみに、「エクソシスト」はカトリックのエクソシストが監修し、ダイアー神父役は本物の神父が演じたのだとか・・・)

20世紀最高のエクソシストと言われるカンディド神父は映画「エクソシスト」について、「誇張はあるが、悪魔祓いの本質を的確にとらえている」と評価しているようです。

「エクソシスト」はとても有名なホラー映画で、ホラー映画の名作として知られています。

が・・・とてつもなく怖い!!!とのことなので、ホラーやグロいシーンが苦手な方は見ない方がいいかもしれません・・・(ホラー映画が大好きな方、グロいシーンが平気な方は大いに楽しめると思います)

(私は「エクソシスト」のあらすじを読んだことがありますが、本編はとても怖い&グロいシーンがあると聞いているので見る勇気がありません・・・)

悪魔祓いの内容

キリスト教の悪魔祓いは「神の力を借りて悪魔を追い出す」という形式で行います。

悪魔は神には絶対に勝てないので、神の力を借りて悪魔を追い出します。エクソシストは神の力を借りるために、聖水・十字架・聖書・聖油といった「聖なるもの」を用います。

大まかな悪魔祓いの流れ

  1. まず、悪魔に取り憑かれた人の額に十字を書くように聖油を塗り、悪魔をおびき出す。
  2. 悪魔が表出したら名前を名乗るよう命令する。名乗らない場合、十字架や聖書、聖水で触れて悪魔に苦痛を与える。
  3. 名前をあぶり出したら、悪魔に出て行くように命令する。出て行かない場合は2.と同様に悪魔に苦痛を与え、再度出て行くよう命じます。
  4. 悪魔が出て行ったら悪魔祓いの儀式は終了です。

ただ、悪魔祓いのやり方は宗派によっても違うと思いますし、エクソシストや状況でやり方が変わってきますので、必ずしも上記の流れで行うとは限りません。

悪魔祓いは根比べ

悪魔は人の弱みにつけ込み、隙あらば人を不幸へと引きずり込もうとします。

そんな悪魔を祓うのですから、エクソシストになるには強い意志と精神力が必須です。たとえ神の力を借りていても、エクソシストの精神力が弱ければ悪魔に負けてしまうからです。

また、悪魔は憑依している人から素直に出て行かないこともあり、儀式が長時間にわたることもあります。ある意味、悪魔祓いは過酷な儀式なのです。

エクソシストは十字架や聖水、聖書などを通して神の力を借りて悪魔を祓い、黒魔術師は神や天使・聖人の名前を書いた魔法円で身を守り、悪魔を魔法三角に封じ込めて服従させます。

やり方や道具に違いはありますが、エクソシストも黒魔術師も「神の力を借りること」と「悪魔に命令する」という点は共通しています。

エクソシストも黒魔術師も神の力を借りるので神を信じ敬う気持ちが必要ですし、悪魔と対峙するので悪魔のことも知らなければなりません。敵を知らなければ敵に対処できないように、悪魔のことを知らなければ悪魔に対処できないからです。

神の力を借りても、最終的にはエクソシスト・黒魔術師の精神力・体力勝負になるのです。悪魔祓いはエクソシスト・黒魔術師と悪魔との根比べなのです。

黒魔術の世界は厳しい

黒魔術師は万全な準備の上で悪魔召喚を行いますが、緊急事態が発生することもあります。

悪魔が現れないならまだ良いですが、召喚するはずの悪魔と違う悪魔が出たり、悪魔が自分や他人に害をなそうとした場合は、悪魔を魔法三角に封じ込めたり、悪魔を魔界へ強制的に退去させるといった対処をしなければなりません。

悪魔は人の弱みにつけ込んできますので、黒魔術師もエクソシストと同様に、強い意志と強靱な精神力、儀式を遂行する体力を必要とします。

一流の黒魔術師は一流のエクソシストでもある

と言われるのは、黒魔術師は「神の力を借り、悪魔を服従させて自由に使役する」プロであり、呼び出した悪魔が命令に従わず、害をなす場合は悪魔祓いをしなければならないからです。

この格言から、黒魔術師には悪魔祓いのスキルが必須であることが分かります。

さらに、黒魔術をしてまで願いを叶えるのですから、当然、払うリスクも大きくなります。

少しでも非があったり、迷いがある状態で黒魔術や悪魔召喚を行うと、自分に不幸が起きた時に「不幸に陥ったのは黒魔術(または悪魔召喚)をしたせい」と思い込んでしまうことは十分あり得ます。

たとえ悪魔が関与してなかったとしても「不幸になったのは黒魔術(または悪魔召喚)をしたせい」となれば、負のスパイラルに陥り、心を病んでしまうことにもなりかねません。

まとめ

このように、黒魔術の世界は白魔術以上に厳しい世界なのです。

かくいう私も術師ですが、ビビりな上に強靱な精神力と体力を持ち合わせていないので、黒魔術師の適性は全くないと思っていますし、リターンの割にリスクが大きすぎるので、私は一切黒魔術や悪魔召喚に手を出したくありません。

最後に、安易に悪魔召喚や黒魔術を行うと取り返しのつかない結果になりかねません。

どんな犠牲を払ってでも願いを叶える!くらいの覚悟がない、少しでも迷いがあるなら悪魔召喚や黒魔術をしない方が得策ですよ・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました