こんにちは。セレシアです。
魔術は大きく「白魔術」と「黒魔術」の二つに分かれています。「白魔術」は自分と他人を幸福へと導く魔術、「黒魔術」は他人を不幸にして自分のエゴを満たす魔術、と定義されています。
今回は「そもそも魔術とは何なのか?」を解説した上で、白魔術師になろう!というお話です。
白魔術と黒魔術
まず、魔術とは「願いを叶える技術」です。
本来、人は幸せになるために生まれてきていますし、神様(宇宙)から自由意志が与えられています。自由意志を与えた神様(宇宙)は全ての人の幸せを願っていますし、全ての人は幸せになる権利があるのです。
そして、魔術の世界には次の基本原則があります。
誰も害さない限り、汝の望むことをせよ。
これは魔術を行う上で守るべきガイドラインであり、魔女や魔術師はこのガイドラインに従って魔術を行います。
黒魔術は他者に危害を与えることが目的なので、「誰も害さない限り、自分の望むことをせよ」という原則に反しますし、「人を呪わば穴二つ」というように、黒魔術をやればいつかその報いが返ってくるのです。
また、黒魔術では悪魔を召喚することがありますが、悪魔とは自分の無意識にあるシャドウや欲望を擬人化したものです。悪魔召喚をするには強靱な精神力と並々ならぬ覚悟が必要で、安易に黒魔術を行うと願いを叶えるどころか、自分の欲望に飲み込まれて精神に異常をきたす恐れがあるのです。
一方、白魔術は黒魔術と違い、他者に危害を与えることなく自分の幸せを願うので、基本原則に触れませんし、悪魔の力を借りることがほとんどないので、比較的安全にできるのが大きな魅力です。
霊感がなくても魔術はできる
さて、魔術を行うには霊感が必要だと思われますが、霊感がなくても魔術は使えます!
魔術は願いを叶える技術であり学問でもあるので、意志と知識、心構えがあれば誰でも使うことができるのです。魔術について、脳科学者の茂木健一郎氏は次のようなことを述べています。
人には魔法というパワーがあり、
魔術には「白魔術」と「黒魔術」の2種類がある。
人はそのパワーを善悪両方にも使える。
人には自由意志が与えられており、誰でも自分や他人を幸せにできるパワーを持っているのです。
そして、魔術とは「自分のパワー」と「宇宙・自然界のパワー」を活用して願いを叶える技術であり、「魔術」という技術・学問そのものに善悪はなく、使う人の心次第で「白」にも「黒」にもなるのです。
ですから、魔術を行う上で霊感のあるなしは全く関係ないのです。
霊感がなくても「誰も害さない限り、汝の望むことをせよ」という基本原則を守り、自分の意志(願いや欲望)があれば誰でも魔術を使うことができますし、魔術を学び、真摯に向き合えるのであれば、誰でも魔女や魔術師になれるのです。
まとめ
魔術とは「願いを叶える技術」であり、魔術という技術そのものに善悪はないのです。
科学技術は使う目的や心構えで「生かし」も「殺し」もできますよね。魔術も科学技術と同様に、用いる人の目的や心構えで「白魔術」にも「黒魔術」にもなるのです。
そして、魔術には霊感が必要だと思われることもありますが、自分の意志と知識、心構えがあれば誰でも「魔術」というパワーを行使することができるのです。
人は誰でも幸せになる権利がありますし、全ての人に自分や他人を幸せにできるパワーが備わっているので、魔術に霊感のあるなしは全く関係ないのです!
魔術の基本原則を守り、魔術に真摯に向き合えるのであれば、あなたはすでに立派な魔女・魔術師なのです。
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