
こんにちは。セレシアです。
今も昔も生霊は面倒なものです。
生霊とは生きている人の悪意などの負の感情の塊のことで、生霊による霊障は「サイキックアタック」とも呼ばれています。困ったことに、生霊は亡くなった人の霊よりもしつこい傾向にあるのです。
生霊に憑かれた場合、神社にお祓いに行ったり、霊能者やセラピストに祓ってもらうことが多いと思います。ですが、いちいち祓ってもらってばかりでは根本解決にはなりませんし、霊能者に依存することになりかねません。
これを機に、魔女・魔術師ではない一般の方も生霊の対処法を知っておきましょう!
生霊はオリーブオイルで祓える
結論から言いますと、生霊はオリーブオイルで祓えます。
ゑ?!(⊙o⊙)
なんと!ご家庭にあるオリーブオイルで生霊を祓えるんですよ!オリーブオイルは古くから浄化や魔除けの力があると言われ、浄化や聖別の際にも用いられています。
さて、古くからヨーロッパ、中東では生霊は「邪眼(邪視)」と呼ばれて恐れられてきました。
※邪眼(邪視):悪意を持って相手を睨みつけることで対象者に呪いをかける力のこと。ヨーロッパの地中海沿岸では特に信じられており、イタリアでは「マロッキョ」と呼ばれている。
ヨーロッパ、中東文化圏では邪眼に対処するため、「ナザール・ボンジュウ」や「ハムサ」などの護符が生まれ、邪眼の呪いを解く魔術やおまじないが伝わっています。
今回はイタリア・ギリシャに伝わる、オリーブオイルを用いて生霊を祓う魔術を紹介します。
オリーブオイルの解呪法のやり方
用意するもの
- オリーブオイル(必ずオリーブ100%で!)
- 水を入れたお皿
- 塩
- 縫い針2本
- ハサミ
手順
① お皿に水を入れてオリーブオイルを3滴垂らします。
水に垂らしたオイルが細かく分散したり、流れるように広がった場合は生霊の影響を受けています。オイルが丸くまとまっているなら問題ありません。
もし、生霊の影響を受けていると分かったら②以降の手順に進みます。
② 縫い針2本を持ち、一方の針の穴にもう1本の針を刺して次の呪文を唱えます。
目に対抗して目をその目の中へ。
妬みは裂けてその目は吹き飛ぶ。
呪文を唱えたら、針をそのまま浮いたオイルの上に落とします。
③ 塩を3つまみ水に落とし、ハサミを水に3回突き刺し、お皿の真上で3回ハサミで空を切ります。
④ もう一度オリーブオイルを3滴垂らしてください。
生霊を祓えた場合、オリーブオイルを3滴垂らすと必ず丸くまとまります。もし、丸くまとまっていない場合は②~④を繰り返します。
ポイント
私自身もこの術を何度も行っています。
今回紹介した方法は、針の穴を邪眼(生霊)に見立ててもう一本の針で生霊を砕いて、水・オリーブオイルと塩で浄化し、ハサミで呪いを断ち切るという仕組みと考えられます。
軽いものであれば数回で祓えますが、重めの生霊の場合は何度も繰り返して行う必要があります。20回ほど行えばだいたい祓えるでしょう。
ご自身が納得するまで行うと良いです。
オリーブオイルは安いものでかまいませんが、必ずオリーブ100%のオイルを使用してください。オリーブオイルの浄化力を借りるので、100%のオイルでなければ意味がありません。
補足
これはイタリア・ギリシャに伝わる伝統的な魔術ですが、地域・家庭によって多少の違いが見られます。
例えば、オリーブオイルを指につけて水を張ったお皿に垂らし、オリーブオイルが一つにまとまるまで水を替えて繰り返し行うなどといった方法が伝わっています。
私が初めて知ったのは今回紹介した方法になります。
オリーブオイルは聖なる油
古くからオリーブオイルには強い浄化力があり、様々な魔術や儀式に用いられてきました。
今では量産されて一般家庭に普及していますが、古代ギリシャ・ローマでは給料として支給されるほど、オリーブオイルは貴重品だったのです。
キリストやメシアは「救世主」を意味する言葉ですが、元々は「油を注がれた者」という意味です。古代ユダヤでは神官の頭に香油を注いで聖別したと言われ、聖別に用いられたのはオリーブオイルだったのです。
また、旧約聖書のノアの方舟の話では、ノアが方舟から鳩を放ち、オリーブの枝をくわえて帰ってきた鳩を見て洪水が収まったことを知るという場面があります。
この故事から、オリーブは平和の象徴とされて神聖視されているのです。
魔術の世界でもオリーブオイルは聖なるものとされ、魔術具の浄化聖別、魔除けや解呪などの魔術にも用いられています。
まとめ
今回は、オリーブオイルで生霊を祓えるよ、というお話でした。
今回紹介した魔術には、最初に生霊(邪眼)の影響を受けているか判別するステップが組み込まれています。少し根気がいりますが、ご家庭にあるものでできますので、生霊に憑かれてるかも?と思ったらお試しください。
とはいえ、この方法で対処できない場合は他の原因か、あまりにも生霊が重くて対処しきれないことが考えられます。
その場合は惑星護符などの他の魔術で対処するか、神社やお寺でお祓いをしてもらう、霊障に対応できるセラピスト・術師などの専門家に相談することをおすすめします。


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