セレシアの本当にあった怖い話①

こんにちは。セレシアです。

暑~い夏といえば怪談!今日はちょっぴり涼しくなる、私が経験した不可解な体験をお話ししましょう。

※ここから先はホラーな話になります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします・・・

恐怖のノートパソコン

これは私が中学一年生の頃のお話です。

学校が夏休みに入り、私は毎日実家で過ごしていました。

当時大学生だった兄も大学が夏休みに入ったので実家に帰省しました。私は兄が帰省するのがとても楽しみで、帰省した兄と遊んだり、紅茶とお菓子を片手に色んな話をしていました。

夏休みをいうことを除けば、いつもと変わらない日常です。

ところが・・・ある日、事件が起きました。

私が実家のノートパソコンを使っていた時のことです。その時の事をあまり詳しくは覚えていませんが、調べ物・ネットサーフィンをしていた私は一段落つき、ブラウザを閉じてパソコンの電源を切りました。

電源を切れば、こちらが電源を入れるまでパソコンは起動しません。それが普通です。

だが・・・電源を切ったはずなのに、しばらくすると勝手に起動したのです!!!!!そもそも再起動すらさせていないのに・・・

私はその時パソコンに触れていないですし、兄や母はパソコンの電源を入れていません。父は会社に出勤しているので家にいません。祖父母は家にいますが別の部屋にいますし、そもそも祖父母はパソコンや携帯電話は全く使えません。

つまり、誰もパソコンの電源を入れていないのです・・・

ウイルスに感染したことも考えられますが、スキャンの結果、パソコンはウイルスには感染しておらず、特に思い当たる不具合もなかったのです。

私は恐怖で身震いしました。

私は勝手に起動したノートパソコンの電源を切りました。しかし、しばらくするとまた勝手に電源が入るのです!!!

ノートパソコンは本当に壊れてしまったのでしょう。だが、勝手に電源が入る状態で修理に出したくありません。梱包された段ボールの中で勝手に起動する様子を想像するだけでぞっとしたからです。

電源を切ってもまた勝手に電源が入るノートパソコンに苛立ちを感じた私はあることを思いつきました。

ACケーブルをパソコン本体から抜く。

ノートパソコンにはバッテリーとACアダプター、ケーブルが装備されています。携帯電話と同様、ACアダプターとケーブルを抜いても充電されていれば数時間は使用できますが、残量がなくなれば使用できなくなります。要はバッテリーの「兵糧攻め」でノートパソコンの暴走を止めよう!という作戦です。

この作戦を思いついたのはいいけれど、なかなかノートパソコンを止めることはできません。

数時間ほど格闘したのでしょうか。やっとの事で私はノートパソコンの暴走を止めることができたのです。

後日、家族はノートパソコンを修理に出しました。

メーカーに点検してもらった結果、ハードディスクが故障していたことが分かりました。ハードディスクを交換してもらい、返ってきたパソコンはこれ以降、勝手に電源が入ることはなくなりました。

 (おしまい)

私は単にハードディスクの故障が原因で、このような不可解な現象が起きたと思っています。

そのノートパソコンは数年後、リサイクルに出したのでもう手元にありませんし、今となってはその真相は分かりません・・・

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コメント

  1. スオウ より:

    最後まで読ませていただきました。
    まるで、「昔々、とても機械好きな妖精がいて、その妖精は人間の壊れた機械を直して感謝されることを喜びとしていた。しかし、人々はその妖精に感謝することがなくなり、存在自体忘れられてしまったその妖精は、気まぐれに人間の機械を狂わせたり壊したりをするようになった」
    と言うグレムリンと言う妖精に似てますね。
    霊的なものが関係ないとしていても、
    何より理由がわからないことが1番恐ろしいです。

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