
こんにちは。御統いつきです。
暑~い夏といえば、怪談。
今回は、私が学生時代に実際に体験した、
少し怖くて、そして今思い返しても
「どうしてあんなことが起きたのだろう」
と感じる出来事をお話しします。
怖い話が苦手な方は、
ここでブラウザバックをおすすめします。
大丈夫な方は、どうぞこの先へ。
今回は、幽霊そのものよりも――
「人との縁」が、
思いもよらない形で怖くなるお話です。
これは、私が高校三年生だった頃の話です。
当時の私は大学受験を控えていて、
夏休みも高校の夏期講習に通っていました。
受験勉強に追われる、
どこにでもある高校生の夏休み。
そんなある日。
小学校・中学校時代の同級生から、
一通のメールが届きました。
相手は、Kという女の子でした。
「今度、一緒に遊びませんか?」
それだけなら、何もおかしくありません。
けれど。
高校に入ってから、
Kとはほとんど連絡を取っていませんでした。
こちらから連絡することもなければ、
Kから連絡が来ることもほとんどない。
そんな相手から、突然
「遊びませんか?」と何度も連絡が来たのです。
私は、少しだけ嫌な予感がしました。
それでも、久しぶりに会うだけなら・・・
そう思い、親にもKから誘われたことを伝えて、
遊びに行くことにしました。
このときはまだ、
この再会が、後々まで続く出来事になるなんて
思ってもいませんでした。
久しぶりに会ったKと、
私はお店を見て回りました。
昔の友達と過ごす、普通の時間。
特に変わったことはありませんでした。
ところが、その後。
Kと一緒に海へ行ったときのことです。
そこには、私の知らない女性がいました。
Kはその女性に挨拶をすると、
今度は二人そろって私に話しかけてきました。
そして始まったのが――
××会というある宗教団体への勧誘でした。
私は、その時点でかなり怪しいと思いました。
けれど、相手は二人。
当時の私は気が弱く、
強く断ることもできませんでした。
そこで私は、
勧誘されていることに気づいていないふりをして、
その場をやり過ごすことにしました。
話を聞けば聞くほど、私は思いました。
やっぱり、これは普通じゃない。
そして最終的に、
「Kはこの宗教にかなり深く入り込んでいる」
そう判断しました。
私は宗教そのものに強い抵抗がありました。
だから、Kとはもう付き合えない。
そう決めました。
Kからもらった物。
手紙。
年賀状。
これまでの思い出。
それらも、すべて処分しました。
Kから連絡が来ても、応じない。
電話番号は着信拒否。
メールも無視。
もう友達として付き合うつもりはありませんでした。
私はKに対して、
「母に気づかれた」
と伝え、それをきっかけに連絡を断ちました。
そして、もう一つ。
私には、
高校に入ってから初めてできた大切な親友、
Yさんがいました。
KとYさんには面識がありません。
それでも私は、
「このままだと、
Yさんまで巻き込まれるかもしれない」
と思いました。
だからこそ、
私はKとの関係を完全に断つことにしたのです。
それから約7ヶ月。
私もYさんもそれぞれ別の大学へ進学し、
上京しました。
Kとのことも、
少しずつ記憶の奥へしまわれていきました。
大学2年生になったある日。
私は母に電話をしました。
そのとき、高校時代に
Kから宗教の勧誘を受けたことを話しました。
母は私を責めることなく、
最後まで話を聞いてくれました。
そして私は、
「家に勧誘が来ていない?」
と母に確認しました。
幸い、その時点では何もありませんでした。
私は母に、その宗教団体の勧誘の手口を話し、
「もし家に来ても、絶対に入れないでね」
と念を押しました。
相手がどんなことを言ってきても、
必ず追い返すように。
家族にも注意してもらうようにしました。
これで大丈夫。
私は、そう思っていました。
――そのときまでは。
それからさらに時間が経ちました。
私が大学院1年生になった夏。
私は図書館や研究室にこもって、
研究の日々を送っていました。
お盆を過ぎた、ある日のことです。
実家の母からメールが届きました。
その内容を見た瞬間、
私は、嫌な胸騒ぎを覚えました。
母からのメールには、
「Kが勧誘に来た」
と書かれていたのです。
・・・Kが?
私は、驚きました。
それまで、Kは実家に勧誘に来ていませんでした。
私が家族に話をしてから、
かなりの時間が経っています。
なのに、突然。
Kが実家に来た。
後から詳しく話を聞くと、
その日は母が用事で家を留守にしていました。
家にいた祖母が対応したものの、
なかなか帰ってもらえない。
最終的には祖父が怒鳴り、
ようやく追い返したそうです。
そして何より気味が悪かったのが、
Kがニコニコしながら勧誘していたこと。
私は、その話を聞いて、
なんとも言えない不気味さを感じました。
もう何年も前に関係を断ったはずなのに。
なぜ今になって?
どうして実家まで?
あまりにも不気味で不安になった私は、
以前から信頼しているセラピストさんに相談しました。
そこで伝えられたのは、さらに不気味な話でした。
鑑定では、
Kが私の魂を乗っ取ろうと企み、
さらに生霊を送っている
という結果だったのです。
もちろん、目に見えるものではありません。
だからこそ、確かめることもできない。
私は気味が悪くて仕方ありませんでした。
「やっぱり、
まだ終わっていなかったんだ・・・!」
そんな気持ちになりました。
そこで私は、セラピストさんに、
- プロテクト術
- 生霊の除霊
- Kとの縁切り
をお願いしました。
最後の縁切りの施術が終わったとき、
私は、ようやく安心することができました。
それから約1年後。
今度は、別の出来事が起こりました。
なんと。
××会にはまった大叔母が、
実家へ勧誘に来たのです。
「また・・・?」
私はそう思いました。
家族には以前から注意してもらっていたので、
今回の勧誘にはきちんと対処することができました。
けれど。
ここでも、私にとって気になることがあり、
再び同じセラピストさんに鑑定をお願いしたら、
Kのときと同じように、
大叔母も私に生霊を送っている
と判明したのです。
私は同じセラピストさんに、Kの件と同様に、
- 生霊の除霊
- プロテクト術
- 大叔母との縁切り
これらの施術をお願いしました。
それから何年か経ちました。
例の大叔母は亡くなり、
Kが実家へ勧誘に来ることも、なくなりました。
その後、実家には
××会からの勧誘は一度も来ていないそうです。
もう無駄だと思ったのか。
それとも、別の理由があったのか。
それは分かりません。
ただ。
あれほど続いていた出来事が、
ある時を境に、嘘のように静かになったのです。
今回のお話は、いかがでしたか?
今回登場した××会という宗教団体については、
過去にもさまざまな事件が起きており、
調べればいろいろな情報が出てきます。
もちろん、
思想の自由も、信教の自由もあります。
誰が何を信じるかは、
その人自身が決めることです。
だからこそ私は、
「自分の意思で選ぶ自由」
を、とても大切にしてほしいと思っています。
怖いのは、
宗教を信じることそのものではありません。
自分の意思ではなく、
「あなたはこうしなければならない」
「これを信じなければならない」
「これをしないと不幸になる」
と、恐怖や罪悪感を使って人を縛っていくこと。
そして、その人の人間関係やお金、
時間、心の自由まで奪ってしまうことです。
そもそも、
信仰を強制する神様は、本当に神様なのでしょうか?
私は、そうは思いません。
本物の神様がいるのだとしたら、
人間の自由意志を
尊重してくださるのではないでしょうか?
人間が作った宗教の枠組みやルールなど、
神様の目から見れば、
きっととても小さなものなのだと思います。
だからこそ、
自分が「これはおかしい」と感じたときは、
その感覚を大切にしてください。
断っていい。
離れていい。
関係を切ってもいい。
あなたの人生を決めるのは、あなた自身です。
どうか皆様も、
くれぐれもカルトにはご注意ください。
そして、誰かに何かを信じるよう迫られたとき。
「嫌だ」と思った自分の心を、
どうか置き去りにしないでください。



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