
こんにちは。御統いつきです。
人生には、
「今までのやり方では、もう先に進めない」
そんなふうに感じる時期が、
あるのかもしれません。
私にも、そんな時期がありました。
何かが大きく壊れたわけではない。
仕事もある。
日常もある。
けれど、心の奥ではずっと、
「この先、私はどこへ向かうんだろう」
という感覚が消えませんでした。
そんな時期に、
まったく予想していなかった人との出会いがありました。
しかも、その場所は――美容室でした。
毎月通っていた、いつもの美容室

私は2021年5月から、
毎月「Lift up Cut SUNAYAMA」に通っています。
担当してくださっているのは、
スタイリストの藤尾慈生さん。
藤尾さんとは、普通の美容室では
なかなか出てこないような話をよくします。
オカルト、精神世界、神道・・・。
私自身もそうした世界を長く探究してきたので、
こういう話ができることは、
とてもありがたいことでした。
ただ、当時の私は少し迷っていました。
それまで研究していた「魔術」というものに、
限界を感じ始めていたからです。
以前は夢中になっていたのに、
どうしても研究する気持ちが湧いてこない。
「この先、自分は何を探究していけばいいんだろう」
そんな状態でした。
ところが、ある頃から不思議な流れが始まります。
突然、日本酒が飲みたくなったり。
なぜか「言霊」という言葉が目につくようになったり。
藤尾さんの発信を見ていても、
神道に関する言葉が妙に重なって目に入ってくる。
そして私は、
白川神道(伯家神道)を学ぶようになりました。
祓い、鎮魂、言霊。
これまでとはまったく違う世界です。
けれど、不思議なくらい
「こちらなのかもしれない」と感じたのです。
それでも、人生はすぐには変わらなかった
新しい学びを始めたからといって、
突然すべてがうまくいくわけではありません。
むしろ当時の私は、
次から次へと不安が出てくる。
ちょっとした不調が続く。
先のことが見えない。
そんな状態でした。
「本当に、この方向でいいのかな」
そう思うこともありました。
ちょうどそんなタイミングで、
いつもの美容室へ行ったのです。
その日は、月末に大祓も控えていたので、
「浄化力は、おにレベルでお願いします♪」
とちょっと変わったオーダーをして、
いつものようにカットしてもらいました。
シャンプーをして、髪を切ってもらって。
いつものように話をして。
その日は、白川神道のことや菅原道真公のこと、
その他いろいろな話をしました。
まさか、その何気ない会話が、
この後につながっていくとは思ってもいませんでした。
「次のお客様に、紹介してもいいですか?」
施術が終わり、
コーヒーをいただいていたときでした。
藤尾さんが、突然こんなことを言ったのです。
「実は・・・次のお客様が神職の方なのですが、
その方にいつきさんを紹介しても良いですか?」
「・・・ゑ?!」
思わず、そんな反応になりました。
だって、普通に美容室へ髪を切りに来ただけです。
それが突然、
「次のお客様が神職です」
なのですから。
もちろん、断る理由もありません。
藤尾さんが信頼できる方だったこともあり、
「いいですよ」
と答えました。
そして私は、
そのまま次のお客様だった
神職のIさんとお話しすることになりました。
その人も「普通の人」だった
Iさんは、凛とした雰囲気がありながら、
どこか柔らかさのある方でした。
お話を聞いてみると、
もともとは神社の家に生まれた方ではありません。
私たちと同じ、普通の人だった。
ところが、あるきっかけから
神道を学び始め、神社の世界に入り、
20年近く神職を続けているとのことでした。
私は、自分が白川神道(伯家神道)を
学ぶようになった経緯を話しました。
以前から神道に興味があったこと。
そして、ある時期から突然、
日本酒が飲みたくなったこと。
するとIさんは、私の話を聞きながら、
「それは、お導きなのではないでしょうか」
という意味のことをおっしゃいました。
もちろん、
これは私自身の体験についてのお話です。
客観的に証明できることではありません。
けれど、その言葉は不思議と心に残りました。
「あなたには、探究を続けてほしい」
Iさんは、長い間、真実を探究してきた方でした。
そして、
「自分もいつまでこの世にいられるか分からない」
だからこそ、
「若い人に、探究を引き継いでほしい」
そんな思いを話してくださいました。
さらに藤尾さんが、
私が大学院で研究をしていたことや、
物事を深く掘り下げる性格であることを伝えると、
Iさんはこう言いました。
「やはり、これは御統さんのお役目ですよ」
その言葉を聞いたとき、私はすぐに
「重大な使命を授かった!」
と舞い上がったわけではありません。
むしろ、
「・・・お役目、ですか」
という感じでした。
ただ、その言葉だけは、なぜか心に残ったのです。
後から、点と点がつながっていった
Iさんが奉仕されている神社は、
「牛天神北野神社」
という神社でした。
私はその後、気になって調べてみました。
すると、そこには菅原道真公が祀られていました。
そして思い出したのです。
その日の美容室で、
私は藤尾さんと菅原道真公について話していた。
さらに、藤尾さん自身も
少し前にその神社へ参拝していた。
「……あれ?」
と思いました。
もちろん、偶然と言ってしまえば、
それまでです。
世の中には偶然がたくさんあります。
でも、不思議なことに、
そのときの私には、いくつもの点が
一本の線につながっていくように感じられたのです。
そして、カットから数日後。
藤尾さんからメッセージが届きました。
「先日はありがとうございました。
Iさんから、ぜひいつきさんに
教えてあげてくださいとのことでした」
そこに、一本の動画が添えられていました。
その内容は、
私が学び始めた白川神道(伯家神道)とも関係する、
「祝(はふり)の神事」についての話でした。
またしても、
「なぜ、今これが?」
と思いました。
実際に、その神社へ行ってみた
気になった私は、
後日、牛天神北野神社へ参拝することにしました。
本殿を参拝し、境内社にもお参りしました。
おみくじを引き、お守りもいただきました。
残念ながら、
その日はIさんにはお会いできませんでした。
それでも、
「来てよかった」
という感覚がありました。
そして帰宅してから、
以前見た菅原道真公に関する動画を改めて見返しました。
そこで私は、
道真公が「学問の神様」という一面だけではなく、
国や人々のために生きた人物だった
ということを、改めて考えるようになりました。
不思議な出来事が教えてくれたこと
ここまで読んで、
「それって本当に神様のお導きなの?」
と思う方もいるかもしれません。
正直に言えば、私にも分かりません。
美容室で神職の方を紹介されたことも。
神職の方が私の学びを「お役目」と言ったことも。
その方が奉仕する神社に、
以前から話していた菅原道真公が祀られていたことも。
その後、白川神道(伯家神道)の
「祝の神事」に関する情報が届いたことも。
全部を「偶然」と説明することだってできます。
でも、私は思うのです。
大切なのは、それが本当に
偶然だったのかどうかではないのかもしれない。
人生の中で、
「なぜか気になる」
「なぜか惹かれる」
「なぜか、この人の言葉が残る」
そんな瞬間があります。
それは、人生が変わる前触れなのかもしれない。
あるいは、自分の心がすでに変化を始めていて、
今まで見えていなかったものが
見えるようになっただけなのかもしれません。
どちらでもいいのだと思います。
大切なのは、
その小さな違和感や直感を、
ちゃんと自分で受け取ってみること。
人生の岐路では、答えより「次の一歩」が現れる
当時の私は、
「これから何をすればいいんだろう」
と悩んでいました。
でも、いきなり
人生の答えが与えられたわけではありません。
まず、美容室で一人の人と出会った。
その人から、別の人を紹介された。
その人の話を聞いて、その神社を知った。
気になったから、実際に行ってみた。
そして、また次の情報が入ってきた。
振り返ってみると、
人生は「答え」を
一気に見せてくれるのではなく、
「次に進むための一歩」を
見せてくれるのかもしれません。
だから、先が見えないときに、
「全部分からなきゃ」
と思わなくてもいい。
今日、少し気になるものがあるなら、
それを調べてみる。
会いたい人がいるなら、会ってみる。
行ってみたい場所があるなら、行ってみる。
それくらいでいいのかもしれません。
あなたにも「点」はありませんか?
もし今、
「自分の人生、このままでいいのかな」
「何かが変わりそうなのに、
何が変わるのか分からない」
そんな感覚があるなら。
もしかすると、
あなたの人生にもすでに
いくつかの「点」が現れているのかもしれません。
なぜか何度も目にする言葉。
偶然のように何度も会う人。
なぜか気になって仕方がない場所。
ずっと心に残っている出来事。
その一つひとつには、
今は意味が分からなくてもいい。
後になって振り返ったとき、
「ああ、あれが始まりだったんだ」
と気づくことがあります。
私自身、
この出来事が本当にどこへつながっていくのか、
その時点では分かっていませんでした。
ただ一つ言えるのは、
人生の岐路に立ったとき、
無理に答えを探さなくてもいい。
目の前に現れた「次の一歩」を、
丁寧に拾っていけばいい。
私はこの出来事を通して、そんなことを感じました。
そして、この先にも
また何かがつながっていくのかもしれません。
その続きを、
またいつかお話しできればと思います。



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