こんにちは。セレシアです。
魔術・オカルトを勉強すると、それに関連する本を読むようになります。
今ではインターネットが発達し、魔術・オカルトについて簡単に調べられるようになりましたが、本を読むことで、ネットにはない情報を得ることができますよ！
魔女や魔術師、オカルティストは瞑想や呼吸法、小五芒星儀式などの実技も大切ですが、本や魔術書を読むなどの座学もまた大切な修行です。
今回は魔術・オカルトに興味のある方、勉強する方はもちろん、魔女や魔術師になりたい！という方に向けて、（自分の備忘録も兼ねて）読んでおきたい参考書をご紹介します！
※リストは随時、編集・追加していきます。
魔術入門者・初心者向け
- C・シセロ、S・T・シセロ著、江口之隆訳『現代魔術の源流［黄金の夜明け団］入門』
現代魔術の源流となった魔術結社「黄金の夜明け団」について知りたいならこれ！
黄金の夜明け団の歴史や、儀式・思想体系がじっくり解説されています。入門書としては少し難しめで専門書寄りですが、これで黄金の夜明け団の魔術体系の基本を理解できるようになります。
- ルーシー・キャベンディッシュ著、住友玲子訳『魔女の手引き 魔女が教える魔術の基本と実践スペルー』
オーストラリアの魔女、ルーシーキャベンディッシュによる魔術・魔女術（ウィッチクラフト）の入門書。
自然界や神々の力を借りる様々な魔術のやり方はもちろん、魔術を行う上での心構えも丁寧に解説されているので、魔術・魔女術初心者に最適です。
- 愛知ソニア『神さまとつながる白魔女㊙術 現実がミラクル超変化する実践白魔法入門』
日本人魔女による本。入門者向けのとてもライトな本なので、ある程度知識がついてくれば物足りなくなると思います。
悪魔の力を借りる術、呪いなどの誰かに害を与える魔術は一切掲載されていないので、初心者の入門書として最適です。
- スコット・カニンガム著、佐藤美保訳『魔女の教科書 自然のパワーで幸せを呼ぶウィッカの魔法入門』
ウィッカ・魔女術（ウィッチクラフト）の本です。魔術・魔女術初心者向けに、魔術道具や魔女のサバトについて簡潔ですが、丁寧に解説されています。
スコット・カニンガム氏はウィッカ・魔女術関係の本を多数出しています。魔女になりたい方、魔術・魔女術を勉強する方は一読することをおすすめします！
- ルーシー・キャベンディッシュ著、住友玲子訳『魔女と魔術師』
魔女・魔術師の歴史を知りたい方に。歴史上の魔女・魔術師の他、魔術・魔女術の復興、発展に貢献した魔女・魔術師たちの生き方を知ることができます。
ウィッカ・魔女術（ウィッチクラフト）関係
- レイモンド・バックランド著、佐藤美保訳『バックランドのウィッチクラフト完全ガイド』
現代魔女術の父、ジェラルド・ガードナーの弟子による本。
レイモンド・バックランドは、ジェラルド・ガードナーが復興させたウィッカ・魔女術（ウィッチクラフト）の叡智をアメリカに伝えた人で、アメリカではウィッカ・魔女術の第一人者として知られています。
- アン・モウラ著、鈴木景子訳『グリーンウィッチの書』
四大元素（エレメント）や自然界の力を借りる魔術について書かれた本です。
- シルバー・レイヴンウルフ著、鈴木景子訳『魔女術で運命をひらく！なりたい自分になるためのウィッチクラフト実践術』
ウィッカ・魔女術（ウィッチクラフト）について丁寧に解説した本です。魔術のやり方はあまり記載されていません。魔術・魔女術の理論や考え方、魔術を行う上での倫理・心構えなどが実例とともに丁寧に解説され、とても充実した内容になっています。
また、この本は執筆当時（1990年代）のアメリカの世情を踏まえて書かれているため、現代の世情・日本人の感覚と違うことに留意する必要があります。
- スコット・カニンガム著、木村正典監修、白井美代子訳『願いを叶える魔法の香り事典』
お香（インセンス）やマジカルオイルなど、古くから受け継がれてきたハーブマジックのレシピが紹介されています。お香やオイルのレシピはもちろん、ハーブが持つ魔術的意味や、どのような魔術に使われているかも解説されています。
カバラ関係
- 廣田雅美『生命の木パーフェクトガイドBOOK カバラの叡智』
カバラを勉強するならまずこれ！初心者向けなので解説がとても分かりやすく、これを読めばカバラの基本を押さえることができます。
カバラを学びたい方はもちろん、カバラを学んだけど挫折した方にもおすすめです！
- ジョン・マイケル・グリア著、伊泉龍一訳『生命の木 ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』
黄金の夜明けの伝統に基づくカバラを解説した本。生命の木（セフィロト）の基本構造から10個のセフィラ・22のパスの全ての意味に至るまで完全網羅しています。
さらに、占星術の星座・惑星、タロットの絵との関連、瞑想・パスワーキングの実践等も詳細に解説しています。
- ダイアン・フォーチュン著、大沼忠弘訳『神秘のカバラー』
言わずと知れたカバラの名著。ダイアン・フォーチュンは20世紀最大の女流魔術師で、近現代の魔術復興において重要な役割を果たしています。著書は『神秘のカバラー』『心霊的自己防衛』など。
ただし、カバラの基本がある程度分かっていないと理解が難しいです･･･『生命の木パーフェクトガイドBOOK カバラの叡智』などの入門書を読んでから挑戦すると良いでしょう。
- W・E・バトラー著、大沼忠弘訳『魔法修行 カバラの秘法伝授』
こちらも有名なカバラの名著。『神秘のカバラー』と同様、カバラの基本がある程度分かってないと理解が難しいです･･･
また、本文にも『神秘のカバラー』を参照するように書かれているため、『神秘のカバラー』とセットで読むことを推奨します。
魔術・おまじない集
- エミール・シェラザード編著『禁書 白魔術の秘法』
白魔術・おまじないを紹介している本。白魔術をメインとする様々な魔術・おまじないが掲載されていますが、一部黒魔術が含まれているのでご注意を･･･
- エミール・シェラザード編著『あなたの願いを叶える白魔術』
『禁書 白魔術の秘法』の新装改訂版なので、持っている場合はわざわざ買う必要はないかもしれません。なお、こちらは文庫本になります。
- ビーバン・クリスチーナ編著『悪魔の呪法全書』
豊富な魔術・おまじない集ともいえる本です。白魔術だけでなく黒魔術も掲載されている、魔術・おまじないの仕組みまで記載されていない点で少し注意が必要ですが、読み物としては面白いと思います。
高等魔術・儀式魔術関連
- 青狼団編著『魔導書 ソロモン王の鍵』
有名な魔術書『ソロモンの大いなる鍵』と『ソロモンの小さな鍵』（通称『ゲーティア』）の内容をわかりやすく再構成した本。『ソロモンの大いなる鍵』は惑星護符魔術、『ソロモンの小さな鍵』は悪魔召喚術について書かれています。
おどろおどろしい表紙（箱）なので、手にするのは躊躇するかもしれません･･･ただ、この本は心理学も踏まえた現実的な視点で書かれていますので、その点はご安心ください。（とはいえ、むやみに悪魔召喚を行うのは推奨しませんが･･･）
付録としてソロモンの魔法円がついています。魔法円マットは紙製で、思っているよりも小さいので儀式に使うには非常に不便です･･･（私の場合は無理でした）
神道・古神道関係
- 大野靖志『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』
日本の古神道、特に宮中祭祀に関わってきた白川神道の叡智を分かりやすくまとめた本。お祓いできるボーカロイド祓詞CDがついています♪
引き寄せの法則などの西洋型スピリチュアル・成功法則を実践したけど、願いが叶わない･･･思うような現実が実現していない･･･など、モヤモヤを抱えている方は一度読む価値あり！西洋型スピリチュアル・成功法則で成功できなかった理由も丁寧に解説されています。
スピリチュアル、魔術・オカルトを勉強・実践したものの思うような結果が出ず、それらの限界を痛感した時に出会った本の一つで、この本と『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』で今までの概念が一気に覆りました。
- 大野靖志『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』
こちらも白川神道の叡智を分かりやすくまとめた本。ただし、こちらは読む人を選ぶかもしれません･･･
『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』と重複する内容もありますが、物事の現実化のプロセス、祓い・鎮魂・言霊がワンセットになっている理由などが丁寧に解説されています。
- 大野靖志『言霊はこうして実現する 伯家神道の秘儀継承者・七沢賢治が明かす神話と最先端』
言霊を研究する学問、言霊学（げんれいがく）の本。
七澤賢治氏（故人）は一般社団法人白川学館、七沢研究所（現neten株式会社）の創設者で、白川神道（伯家神道）の叡智を一般の人にも伝えていく活動に尽力した方です。
- 七澤賢治著、白川学館編集『七澤賢治講話選集（1） 祓い』
- 七澤賢治著、白川学館編集『七澤賢治講話選集（2） 鎮魂』
- 七澤賢治著、白川学館編集『七澤賢治講話選集（3） 言霊』
- 大宮司朗『古神道行法秘伝』
現代まで伝わる古神道の行法と歴史について書かれている本。一般の方にも分かりやすい形で書かれているので、古神道に興味のある方の入門書として最適です。
タロット・オラクルカード
- 森村あこ『アルケミア・タロット』
私が愛用するタロットカードと解説書のセット。カードは大アルカナ22枚・小アルカナ56枚の計78枚のフルセットになっています。
カードは貴希氏によるイラストで、とても美しく光の世界を感じさせます。解説書もやさしく丁寧に解説されているので、初心者の方でも占うことができます。
- ライダー・ウェイト版タロットカード
タロットカードといえばこれ！というくらい、とてもポピュラーなデッキ。
黄金の夜明け団のメンバーだったアーサー・エドワード・ウェイト、パメラ・コールマン・スミス（絵）によるタロットカードのデッキです。
現代においては最もスタンダードなタロットカードで、愛用している占い師や魔女・魔術師もたくさんいます！
- 鏡リュウジ『プトレマイオス式 星座オラクルカード』
初の星座を題材にしたオラクルカードです。私も持っています！
こちらも貴希氏によるイラストですが、『アルケミア・タロット』と違って落ち着いた印象です。一般的なオラクルカードとほぼ同じ大きさなので、貴希氏の美しいイラストを楽しめます。観賞用にもGood！
鏡リュウジ氏は日本における西洋占星術の第一人者として知られています。著書も多く、ハーブ占星術（ハーバルアストロロジー）や魔術・魔女術関係の本も出版しています。
まとめ
今回は魔術・オカルト関連の参考図書をご紹介しました！
リストは随時、編集・追加していきます。参考図書探し、魔術・オカルト勉強の一助になれば幸いです。
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