こんにちは。セレシアです。
皆様、惑星護符はご存知ですか?
惑星護符とは『ソロモンの大いなる鍵』という魔術書に記された護符で、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つの惑星の力を召喚して願いを叶えると伝えられているものです。
強力な力を持つと言われる惑星護符のうち、今回は土星護符の意味を解説します!
ソロモンの土星護符
土星は「生と死」「破壊」「不動産」「試練」を司る星で、『ソロモンの大いなる鍵』には土星について次のように書かれています。
土星の日と時間には、ハデスから魂を呼び出す実験を行うべし。
ただし、自然死を遂げたものの魂に限られる。
同じく、この日と時間には建物への幸運または不運を招く作業を行え。
眠りにともなう使い魔を呼び出す。
仕事、所有物、商品、穀物、果実や
それに類するものに成功または不成功をもたらす。あるいは学識を得る。
破壊と死をもたらす。または憎しみの種をまく。
土星を司る神はクロノス(サトゥルヌス)、ハデス。土星が司る日は土曜日、色は黒、金属は鉛。
土星の護符は全部で7種類あります。次に、土星1~7護符のそれぞれの意味を解説していきます。
土星1護符
ネガティブなエネルギーや悪霊、強力な支配力を持つ人を遠ざける護符です。
霊に恐怖を与える護符である。
この護符を地上に置いてその前に跪けば、霊は汝に従うだろう。
土星1護符はあらゆるネガティブエネルギーや悪霊から身を守ると伝えられています。また、自分にに対して強力な影響力を持っている人(例えば上司やお局、ストーカーなど)と遠ざけたい時にも有効です。
護符の中央には4つの神名YHVH、ADNI、IIAI、AHIHが書かれ、円周には旧約聖書『詩篇』72篇「彼の仇は彼の前に跪き、彼の敵は塵をなめるだろう」がヘブライ語で書かれています。
土星2護符
正しく使用すれば、敵の活動を止められるという護符です。
汝の敵に力を及ぼし、霊の自尊心を抑える。
憎い敵やライバルの活動を止める力があると言われています。ただし、土星の力は非常に強力なので、十分な良識と判断で使用してください。
護符の中央にはSATOR、AREPO、TENET、OPERA、ROTASの文字列(SATORの魔法陣)があり、円周には『詩篇』72篇8節「彼は海から海へ、川から地の果てに至るまで統べ治めますように」がヘブライ語で書かれています。
土星3護符
長期的な計画(プロジェクト)や仕事を成功させたい時に使用する護符です。
夜、土星の霊を召喚する時に使用する護符である。
この護符は魔法円の中で製作する。
長期的な計画(プロジェクト)や仕事に取りかかる時、不動産や建築に関する願いがある時、この護符が助けになると言われています。
また、土星は夜を支配する星なので、夜に儀式を行うことが望ましいです。
護符の中央には土星の神秘図形、円周には天使名オメリエル、アナキエル、アラウキア、アナザキアが書かれています。
土星4護符
物事を終結させ、腐れ縁からの解放を促す護符です。
破壊と死に関わる儀式の助けになる護符である。
土星4護符は「敵をついには死に至らしめる」と言われていますが、これは「一つの物事の終結」や「腐れ縁からの解放」を意味します。
とはいえ、土星は「生と死」を司る惑星で、クロノス(サトゥルヌス)やハデスの領域。どんな犠牲でも払う!という覚悟がないなら、使用しない方が良いですよ・・・
護符には三角形が書かれ、三角形の周囲には旧約聖書『申命記』6章4節「聞きなさい、イスラエル。主は私たちの神。主はただ一人である」、円周には『詩篇』109篇18節「彼は己の衣のように呪いを身にまといました。それは水のように彼の内臓へ、油のようにその骨に染みこみました」とそれぞれヘブライ語で書かれています。
土星5護符
長期的な仕事や忍耐が必要な時に使う護符です。
土星の霊の助力を得られ持ち主を守る。
また、宝を守る霊を追い払う。
忍耐が必要な時の助けとなる護符です。土星3護符と似ていますが、こちらはすでに取りかかっていることを諦めずに遂行できるよう導き、守ってくれるでしょう。
護符の中央には十字架とその角に神名YHVH、十字架と円を囲む正方形の角には神名エロア。正方形の周囲には天使名アレハナ、ラクハニエル、ロエルハイファル、ノアフィエルが書かれています。
円周には『申命記』10章17節「力強くも恐ろしき、偉大なる神の神」がヘブライ語で書かれています。
土星6護符
相手の精神を狂わせ、墓穴を掘らせるという護符です。
護符に記された象徴と詩篇を唱えることで、
敵対する者は悪魔にとりつかれるだろう。
「相手の精神を狂わせ、正しい判断力を失わせる」という、とてつもなく恐ろしい護符です。
土星6護符は「黒魔術」になりますので、怒りや感情に任せて使用すると痛い目を見るでしょう・・・「人を呪わば穴二つ」です。
護符の中央には土星の神秘図形、円周には『詩篇』109篇「邪悪なる者を支配し、サタンをその右手に従えん」がヘブライ語で書かれています。
土星7護符
動かしがたい状況を動かし、根底から覆すという護符です。
地震を起こすことができる。
この護符に記された天使を召喚すれば、全世界は震えるだろう。
非常に動かしがたい状況を動かし、人間関係を根底から覆すと言われています。
状況を根底から覆すのでどのような展開になるか分かりません。しかも、土星は「生と死」を司る星で「神の領域」でもあり、人間の常識は通用しません。何をやってもダメでどうしようもない時の最後の手段として使ってください。
護符には逆三角形が描かれ、その周囲にはヘブライ文字(6つ)と渡河の文字(3つ)で天使の9階級の名前が書かれています。
天使の9つの階級とは、カイオト・ハ・カデッシュ(聖なる生き物)、オファニム(輪、回転する者)、アラリム(勇敢なる者、王座)、ハシュマリム(輝ける者)、セラフィム(燃える者)、マラキム(王)、エロヒム(神)、ベニ・エロヒム(神の息子)、ケルビム(知恵ある者)。
円周には『詩篇』18篇「地は揺れ、山々は震え動く。神がお怒りなのだ」とヘブライ語で書かれています。
まとめ
今回は『ソロモンの大いなる鍵』土星護符の意味を解説しました。
土星護符はとても大きな力を持つ護符で、土星3、5護符は忍耐が必要な時や長期的な仕事のサポートをしてくれるでしょう。
ただし、土星の力は強大で、自分だけでなく他人や周りの環境にも影響を及ぼすので、それ相応の覚悟が必要です。他の護符や魔術で事足りるなら、そちらにした方がいいと思いますよ・・・
魔術は意味を知り、理解することで初めて術が完成します。護符を選んでいる段階から惑星護符魔術は始まっているのです!
魔術師や魔女はアドバイスをすることはできますが、どの護符を使うか決めるのはあなたです。自分の願いや目的に合わせて惑星護符を選んでくださいね。
この記事が参考になれば幸いです!
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